*損害賠償という原則 [#m214efbb]

社会保険は国の社会保障制度の一環で、国民の相互扶助によるシステムです。労災保険は労働者を守るための、これも社会保障制度の一環です。

他人に負わされたケガは、これらの社会保障制度とは考え方が異なります。ケガをさせた人が損害賠償の責を負います ( 民法第 709 条 )。

交通事故や傷害事件など、他人に負わされたケガは、個人同士の間での損害賠償の関係となり、損害の賠償は金銭でなされます。よって、ケガを負った被害者はケガの治療費 ( 休業保障や慰謝料を含め ) を加害者側に請求し、治療費は自分で支払うのが原則です ( 自費診療 )。

交通事故の場合、被害者が多い上に、年々事故件数が急増したため、被害者を第一義に救済する制度ができました。それが自賠責 ( 自動車損害賠償保険 ) です。

これは自動車損害賠償保障法 ( 自賠法 : 1955 年制定 ) による制度です。自賠法は民法の特別法として、民法の損害賠償の規定に優先して適用されますので、交通事故に遭ってけがをしたら、自賠責保険で補償される ( 医療を受ける ) ことのが原則になります。
これは自動車損害賠償保障法 ( 自賠法 : 1955 年制定 ) による制度です。自賠法は民法の特別法として、民法の損害賠償の規定に優先して適用されますので、交通事故に遭ってけがをしたら、自賠責保険で補償される ( 医療を受ける ) ことが原則になります。

自賠責保険では、被害者は自分が受けた損害について、加害者の過失を立証する必要がありません。ここが民法と大きく異なる点です。

また自賠責保険は、被害者の過失がよほど大きくない限りは、民法と異なって、過失相殺されません。これも被害者救済が第一義である制度だからです。

自賠責保険が強制保険であることもそうです。

また、加害者が分からないひき逃げ事件でも、自賠責保険は被害を補償します ( 自賠責の政府補償事業 )

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