*交通事故死鳥取大学大学院生損害賠償訴訟 [#fc4e39fc]

関連の報道を記録しておきます。

**鳥取大病院医師の交通事故死 両親ら労災認定申請 /鳥取 [#r4b40d6f]

***毎日新聞 2004.3.9 [#h8711c97]

鳥取大学付属病院(米子市)で診療業務にあたっていた同大大学院博士課程4年の医師、前田伴幸さん(当時33歳)が昨年3月に交通事故死したのは過労が原因として、両親らが命日の8日、米子労働基準監督署に労災認定(遺族補償一時金支給請求)を申請した。

伴幸さんは、昨年3月8日午前8時10分ごろ、乗用車を運転中、北条町の国道9号で対向してきた大型トラックと正面衝突し死亡した。父義夫さん(61)や申請書類によると伴幸さんは前日の7日午後3時から1時間20分の手術を担当し、午後8時半から8日午前5時ごろまでは緊急手術に助手として加わった後、倉吉市内の病院に日直医として向かう途中だった。

義夫さんは「息子は医局に勤務体制の改善を求めていた。息子の死を無駄にしたくない」と話している。吉塚英夫・鳥大医学部総務課長は「勤務実態と事故との関連は何ともいえない」と言っている。

**「息子は労働者」情報求め地元紙に広告−−交通事故死の院生医師の両親 /鳥取 [#qfcdf347]

***毎日新聞 2004.6.3 [#t26eff1d]

交通事故で死亡した鳥取大大学院生の医師、前田伴幸さん(当時33歳)の両親による労災申請が認められなかった問題で、両親が早ければ4日から、伴幸さんの労働者性を示す情報を求めて地元紙に広告を掲載する。掲載は週2日で、今月いっぱい続ける予定。

両親は伴幸さんが交通事故で死亡したのは「過労が原因」として今年3月、米子労働基準監督署に労災認定を申請。同労基署は、大学院生としての実習なら労働者ではないとして「保険給付の対象外」とした。これに対し、両親は広告掲載で、伴幸さんが生前勤めていた県内などにある派遣先病院で診療を受けた患者らから情報を募り、労働者性を証明したいという。

父義夫さん(62)は「病院の協力は望めないと考え、広告を出すことにした。息子の病院での勤務実態がわかるような情報が寄せられれば」と期待している。連絡先は「〒680—0002 鳥取市浜坂東1—4—2、前田義夫さん方」へはがきか封書で。【松本杏】

**「過重労働」で事故死 医師の両親が鳥取大提訴 [#w1bfb3c0]

***共同通信 2006.7.7 [#p842477d]

徹夜勤務明けに交通事故で死亡したのは、過重労働による極度の睡眠不足や過労が原因として、死亡した鳥取大医学部大学院生で医師だった男性=当時(33)=の両親が7日までに、鳥取大に約1億4700万円の損害賠償を求める訴訟を鳥取地裁に起こした。

訴状によると、男性は2003年3月、鳥取大病院でほぼ24時間徹夜で勤務した後、そのまま派遣先の病院へ乗用車で出勤中、大型トラックと衝突し死亡した。

男性は恒常的に長時間労働をし、事故前の3カ月は1日3時間以下の睡眠しか取れず、直前の1カ月は時間外労働が計約250時間にも及んだという。

両親は「病院が過重な労働に従事させたのは、明らかな安全配慮義務違反だ」と訴えている。

**損賠訴訟:両親が鳥取大へ「息子の死は過労が原因」−−地裁初弁論 /鳥取 [#c78cb055]

***毎日新聞 2006.9.6 [#r7444901]

◇大学側は争う姿勢

鳥取大大学院生の医師、前田伴幸さん(当時33歳)が03年3月、交通事故で死亡したのは極度の睡眠不足と過労が原因だったとして、前田さんの両親が同大に約1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が5日、鳥取地裁(古賀輝郎裁判長)で開かれた。同大は「雇用関係はなく、勤務していたわけではない。手術や診療は大学院生としての演習だった」などとして争う姿勢を見せた。

訴状によると、前田さんは同大医学部付属病院などで、事故の直前1カ月に約250時間の時間外休日労働をするなど、恒常的に長時間労働に従事。事故直前の1週間は4日間の徹夜勤務があり、ほとんど睡眠をとれなかった。事故の前日は朝から出勤し、徹夜の手術を終えた後、他の病院で24時間の宿直勤務に就くため移動中、心身の著しい過労状態にあったため事故にあったとした。

原告側は「実態は大学院生という名の勤務医。労働者と認められるかどうかが争点になる」と話していた。【小島健志】

**医大院生は勤務医と同じ 「過労で交通死」鳥取大に賠償命令 [#c6422354]

***産経ニュース 2009.10.16 [#z9cd1d65]

鳥取大医学部の大学院生で医師だった男性 = 当時(33) = が付属病院で徹夜勤務をした直後に交通事故死したのは、睡眠不足や過労を生じさせた大学側の責任だとして、両親が鳥取大に損害賠償を求めた訴訟の判決で鳥取地裁は16日、約2千万円の支払いを命じた。

朝日貴浩裁判長は判決理由で「大学院生の業務内容は勤務医と大きく変わらず、業務の性質は精神的負荷が高いものだ」と認定。「大学側には(過酷な勤務で)事故発生が十分予測可能だった」と安全配慮義務違反を認めた。

研修などの名目で無給のまま医療業務に従事している院生の医師について、「雇用」する側の大学に安全配慮義務があることを認める司法判断。医大院生の過酷な勤務実態は国会などでも問題化しており、各地の大学で進む雇用契約締結の動きにも影響しそうだ。

研修医については平成17年の最高裁判決が、労働基準法上の「労働者」に当たるとの初判断を示したが、原告側代理人によると、院生の労働者性を認めた判例はないという。

**医大院生「過労で事故死」 鳥取大学に賠償命令 [#eda0a814]

***47 NEWS 共同通信 2009.10.16 [#rb33dd07]

鳥取大医学部の大学院生で医師だった男性 = 当時(33) = が付属病院で徹夜勤務をした直後に交通事故死したのは、睡眠不足や過労を生じさせた大学側の責任だとして、両親が鳥取大に損害賠償を求めた訴訟の判決で鳥取地裁は16日、約2千万円の支払いを命じた。

朝日貴浩裁判長は判決理由で「大学院生の業務内容は勤務医と大きく変わらず、業務の性質は精神的負荷が高いものだ」と認定。「大学側には(過酷な勤務で)事故発生が十分予測可能だった」と安全配慮義務違反を認めた。

研修などの名目で無給のまま医療業務に従事している院生の医師について、「雇用」する側の大学に安全配慮義務があることを認める司法判断。医大院生の過酷な勤務実態は国会などでも問題化しており、各地の大学で進む雇用契約締結の動きにも影響しそうだ。

訴状などによると、男性は同病院の外科で「演習」として恒常的な長時間勤務を強いられ、2003年3月、鳥取大病院でほぼ24時間徹夜で勤務した後、そのまま派遣先の病院へ乗用車で出勤中にトラックと衝突、死亡した。

大学病院などで院生や研修医などの若手医師は劣悪な条件で長時間勤務を強いられることが多いとされ、文部科学省は昨年、医療業務に従事する院生と雇用契約を結ぶよう、各大学に通知した。

2009/10/16 13:47   【共同通信】

**大学に「労務管理」求める判決 鳥取大病院の院生事故死 [#q6892f2f]

***47 NEWS 共同通信 2009.10.16 [#f49fd6b7]

大学病院での過酷な勤務の末に交通事故死した大学院生の医師について、大学側の安全配慮義務違反を認めた16日の鳥取地裁判決は「院生の業務内容は勤務医と変わらない」と判断。大学側に勤務医と同等の「労務管理」が必要であることを示した。研修名目などで酷使されることが多いとされる大学院生の処遇改善にもつながりそうだ。

裁判で大学側は「診療は授業科目の『演習』で、自由意思で辞められるもので『業務』ではない」と主張。遺族側は「業務そのもの」と反論していた。

朝日貴浩裁判長はこの点について「院生として在学し、診療もしていたのだから安全配慮義務があったのは明らか」とし、診療行為の法的性質を論じる必要はないと判断。院生が極度の疲労や睡眠不足に陥るのを避ける必要があったと指摘し「大学側は漫然と放置した」と厳しく批判した。

判決によると、大学院生だった前田伴幸さん=当時(33)=は同病院の外科で長時間勤務を強いられ、2003年3月、鳥取大病院でほぼ24時間徹夜で勤務した後、そのまま派遣先の病院へ乗用車で出勤中にトラックと衝突、死亡した。

2009/10/16 16:38   【共同通信】

**院生の交通事故死は過労原因 鳥取大に2千万円賠償命令 [#b09ad38a]

***asahi.com 2009.10.16 [#n09a087f]

2009年10月16日20時39分

鳥取大付属病院(鳥取県米子市)で医療行為にあたっていた鳥取大大学院生が交通事故で死亡したのは病院での過重労働が原因として、両親が約1億5千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、鳥取地裁であった。朝日貴浩裁判長は事故と過労の因果関係を認め、安全配慮義務違反があったとして鳥取大に約2千万円の支払いを命じた。

亡くなったのは前田伴幸さん(当時33)。判決によると、前田さんは99年に医学部の大学院に入り、授業の一環として付属病院での医療業務に無給で従事。03年3月、徹夜の手術後、乗用車でアルバイト先に向かう途中、トラックと正面衝突し死亡した。直前1カ月間に約200時間の時間外労働をしていた。

大学は「雇用関係がなく、安全配慮義務はない」と争ったが、判決は「病院で業務しており、義務が生じるのは明らか」と判断。事故原因は「睡眠不足と過労による居眠り運転」と認定したうえで、「病院業務やアルバイトは前田さんの意思に基づくもの」として賠償額を算定した。

原告側代理人の松丸正弁護士は「大学院生や研修医らの過酷な労働環境に歯止めをかける判決だ」と評価した。文部科学省は08年、各地の大学に通知を出し、医療行為にあたる大学院生とは雇用契約を結ぶよう求めている。(倉富竜太)

**医師の交通事故死「過労が原因」と鳥取大に賠償命令 [#d509a31e]

***YOMIURI ONLINE 2009.10.16 [#v5f72567]

鳥取大病院(鳥取県米子市)の医師で同大学院生だった前田伴幸さん(当時33歳)が交通事故で死亡したのは過労が原因として、遺族が鳥取大に約1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、鳥取地裁であった。朝日貴浩裁判長は「過労状態になるのを防ぐ安全配慮義務に違反があった」として、同大に約2000万円の支払いを命じた。

判決によると、前田さんは2003年3月、同病院での徹夜勤務の後、アルバイト先の病院に車で向かう途中、トラックと衝突し、死亡した。事故当日を含む1週間の業務従事時間は100時間を超え、アルバイト先も医局が割り当てていた。井上貴央・鳥取大医学部長は「判決をよく見ておらず、コメントできない」と話している。

(2009年10月16日20時34分  読売新聞)

**徹夜勤務医大院生事故死で2000万支払命令記事を印刷する [#b50a9a8a]

***日刊スポーツ 2009.10.16 [#ceaf1f4d]

鳥取大医学部の大学院生で医師だった男性(当時33)が付属病院で徹夜勤務をした直後に交通事故死したのは、睡眠不足や過労を生じさせた大学側の責任だとして、両親が鳥取大に損害賠償を求めた訴訟の判決で鳥取地裁(朝日貴浩裁判長)は16日、約2000万円の支払いを命じた。

研修などの名目で無給のまま医療業務に従事している院生の医師について、「雇用」する側の大学の責任を認める司法判断。医大院生の過酷な勤務実態は国会などでも問題化しており、各地の大学で進む雇用契約締結の動きにも影響しそうだ。

訴状などによると、男性は同病院の外科で「演習」として恒常的な長時間勤務を強いられ、2003年3月、鳥取大病院でほぼ24時間徹夜で勤務した後、そのまま派遣先の病院へ乗用車で出勤中にトラックと衝突、死亡した。

大学病院などで院生や研修医などの若手医師は劣悪な条件で長時間勤務を強いられることが多いとされ、文部科学省は昨年、医療業務に従事する院生と雇用契約を結ぶよう、各大学に通知した。

研修医については05年の最高裁判決が、労働基準法上の「労働者」に当たるとの初判断を示したが、原告側代理人によると、院生の労働者性を認めた判例はないという。(共同)

[2009年10月16日14時14分]

**院生医師「過労で事故死」 鳥取大に2000万円賠償命令 [#a3dfceef]

***中国新聞 2009.10.16 [#bf0a2709]

鳥取大医学部の大学院生で医師だった前田伴幸まえた・ともゆきさん=当時(33)=が付属病院で徹夜勤務をした直後に交通事故死したのは大学側の責任だとして、両親が鳥取大に約1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、鳥取地裁は16日、「大学は疲労や睡眠不足から居眠り事故を招かないために必要な措置を怠った」として約2千万円の支払いを命じた。

研修などの名目で無給のまま医療業務に従事している院生の医師について、「雇用」する側の大学に安全配慮義務があることを認める司法判断。医大院生の過酷な勤務実態は国会などでも問題化しており、各地の大学で進む雇用契約締結の動きにも影響しそうだ。

朝日貴浩あさひ・たかひろ裁判長は判決理由で「大学院生として在学し、診療もしていたのだから安全配慮義務があったのは明らか」と指摘。「業務内容は勤務医と大きく変わらず、精神的負荷が高いものだ」と判断した。

その上で「大学は、前田さんがいずれ極度の疲労などから事故を起こしかねないことが十分予測可能だったのに、漫然と放置した」と安全配慮義務違反を認めた。

賠償額については大学の対応と事故との因果関係を認めた上で、前田さん本人の過失を差し引いて算出した。

判決によると、前田さんは同病院の外科で「演習」として恒常的な長時間勤務を強いられ、2003年3月、鳥取大病院でほぼ24時間徹夜で勤務した後、そのまま派遣先の病院へ乗用車で出勤中、居眠り運転でトラックと衝突、死亡した。

大学病院などで院生や研修医などの若手医師は劣悪な条件で長時間勤務を強いられることが多いとされ、文部科学省は昨年、医療業務に従事する院生と雇用契約を結ぶよう、各大学に通知した。

研修医については05年の最高裁判決が、労働基準法上の「労働者」に当たるとの初判断を示している。

**鳥取地裁判決 2009.10.16 [#x27feeba]

原告側勝訴

http://pediatrics.news.coocan.jp/tottori_sentence.pdf

**鳥取大、過労事故死で控訴せず 徹夜の院生医師が居眠り [#ebe19099]

47 NEWS 2009.10.30

鳥取大医学部の大学院生で医師だった前田伴幸さん=当時(33)=が鳥取大病院で徹夜勤務をした直後に交通事故死したのは大学側の責任として、両親が約1億1600万円の損害賠償を求めた訴訟で、約2千万円の支払いを命じた鳥取地裁の判決に対し、鳥取大が控訴しない意向を原告側へ伝えたことが30日、大学などへの取材で分かった。

能勢隆之学長は「本学の主張の一部が認められず遺憾に感じているが、遺族の心情を察して控訴しないことを決めた」とのコメントを発表した。

原告側代理人の松丸正弁護士は「この判決を契機に、医師の過酷な勤務条件が改善されてほしい」と話した。

16日の鳥取地裁判決は「大学は疲労や睡眠不足から居眠り事故を招かないために必要な措置を怠った」と指摘。研修などの名目で無給のまま医療業務に従事する院生の医師に対しての、大学の安全配慮義務違反を認めた。


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