*朝日放送ムーブ第 5 弾 2007.7.24 ( 火 ) 放送 [#i24af456]

**「ムーブ!」 接骨院の不正請求 第 5 弾 「悪質接骨院はこう見分けろ」 [#d754acbe]

:司会|「国民の共有財産である健康保険財政から平然とお金をかすめ取っていく接骨院の不正請求、姑息でかつ驚くべき手口」

-1500円(10回分の自己負担)払ったらひと月の間に何回いってもいい
-「おたく安い方がいいでしょう」と言われた
-責任は柔整師だけにあるのではない

:保険者機能を推進する会 加藤大介さん|「保険診療になれば事故負担が安くなる」という甘い言葉
:|「安いんだったらいいや」という人間の性かも知れませんけど

:匿名さん(30代・女性)|私が通う接骨院の先生は整形外科で治らなかった原因不明の頭痛を親身
になって治療して下さいました。その接骨院も不正ということですか?

:司会|「保険を使っていれば、不正請求」

:nsさん(50代・男性)|接骨院で肩こりの治療をしていますが保険がきいています。質問しましたが「請求して通るので問題ない」との事でした。今までかかった3〜4軒の治療院でもマッサージをしてもらいましたが、これは不正ですか?何が不正で何が正しいのか詳しく放送してください。

柔道整復師(接骨院、整骨院)の守備範囲は、骨折、脱臼、打撲、ねんざ、挫傷で、健康保険適用である。肩こりや腰痛のマッサージは、柔整師の守備範囲外で、健康保険を使おうが使うまいが施術してはならない。

:司会|「私達の認識を正すためにパンフレットを作った団体がある」

保険者機能を推進する会の作った「柔道整復師の正しいかかり方」を紹介した。

:保険者機能を推進する会 渡部尚典さん|基本的にどういった事象であれば柔整師にかかって保険適応となるのかあるいは保険適応とならないのか、正しい理由で接骨院にかかって、きちっとした治療を受けてもらうのが保険者(健保組合)の役割だと思っている。
:|保険者機能を推進する会は、大手企業97社の健保組合が加盟している。
:|「柔道整復師の正しいかかり方」の中身には、仕事や家事、スポーツ等による疲れ・肩こり、神経痛、五十肩などからくるコリ・痛み、加齢による慢性化した肩・腰・膝の痛み、マッサージ代わりの施術に関しては、保険は使えないと明記してある。

:保険者機能を推進する会 加藤大介さん|柔整師が「保険証出してください」と「保険診療になれば自己負担が安くなる」という甘い言葉と、「安くなるんだったらいいじゃないか」と、それが積み重なって、不正請求の温床になっている部分もある。
:|個人で保険料を払ってはいるが(健康保険は)共通の財産です。だからムダに使ってはいけないという認識を各被保険者が持っていれば不正はないが、「安いんだったらいいや」という人間の性かも知れませんけど、そういうことを思っている人もいる。
:|保険者機能を推進する会では、患者側の誤解も不正請求の一因になっていると考えている。

-保険者機能を推進する会加盟のある健保組合では、「正しい接骨院のかかり方」を被保険者に周知徹底し、接骨院のレセプトチェックの厳格化を行ったところ、接骨院の保険支払いが半分になった。
-健康保険の支払総額は約30兆円で、そのうち、接骨院への支払分は、約3000億円で約1%である。大阪府下が約2.5%、大阪市内が約3.1%で、全国平均よりなぜか異様に高い。

厚労省と保険者機能を推進する会に取材をし、「正しい接骨院の見分け方!」を今日はやっていく。

**事例1 [#bacb6890]

肩こり、腰痛、骨折などの症状や看板にだしている。これは、法律違反!

***柔道整復師法24条(看板・広告について) [#r1a4b373]

-柔道整復師であること、氏名、住所、施術所の名前と所在地、施術日と施術時間以外のことを書いてはならない。
-「肩こり・腰痛」はもちろん「骨折・脱臼」もダメ!

:勝谷誠彦氏|「医療機関は、非常に厳密で、医師は非常に厳しい法律で縛られているが、この間来られて方(岸野氏)は、都合のいいところだけ、私達のやっていることは、医療である、と言ったが、医療であれば、このような表示はできないはずだ。」

**事例 2 [#mc6263dc]

-接骨院の中でベットや健康食品を販売していることもダメ。

**事例 3 [#m9ced980]

-大手のスポーツジムが接骨院を併設し、保険証を提示させて無料でマッサージこれも、勿論、法律違反である。
-保険証を出さない場合、事故負担は絶対。無料は、ありえない。保険証を出して受ける「サービス」や「キャンペーン」もありえない。

**事例 4 [#u4e1d049]

-どんな症状でかかっても500円などきりのいい自己負担。

**事例 5 [#d870c863]

-学生 500円、老人 300円などという料金体系になっている。
-これら事例4も5も、どちらも法律違反!
-健康保険の自己負担は1円の位を四捨五入して十円単位まで請求する。
-もちろん金額は施術内容、負傷部位で異なる。

:勝谷誠彦氏|「なぜ、厚労省は、この問題を見逃しているのか、疑問である。」

**事例 6 [#s632f261]

-「書き損じたときのために」と委任状を2枚書かせる

:司会|「これは、悪用される可能性がある。」

**事例 7 [#o68d5673]

-柔道整復師の資格保有者ではないアルバイトが施術しているのに保険請求する。これも、法律違反!
-接骨院の運営をアルバイトなどスタッフに任せ、柔道整復師がいない悪質な事例も・・・・

資格保有者とアルバイトなどを見分ける方法は?と厚労省に質問した。

:厚生労働省 医政局 医事課 内野さん|接骨院には、国家試験の免許証を院内に掲示することは、義務付けられて
おらず、スタッフに直接たずねる以外に資格者とアルバイトの区別は難しい。

:須田慎一郎氏|「なぜ厚労省は、このうような不備と不正請求を放置しているのか、これが、問題だ。」
:|「不正請求には刑事罰が用意されているのに、なぜ、ワークしないのか?が問題である。」

是正勧告や制度改正の意志はないのか!を厚労省保険局医療課の問い合わせるも、いまだインタビューに答える姿勢は見えず。

:厚生省保険局医療課療養指導専門官 坂田信喜さん|不適切な接骨院があった場合は、近くの社会保険事務所に通報してほしい。

:勝谷誠彦氏|「説明しない厚労省はなんなのか?役人が話さないなら、秋の国会で、国会議員に言って、徹底的にやらす。その時、誰が出てくるのか、役人、首を洗って、待っといた方が、いいよ。」
:|「なんで、柔整だけ、こんなにゆるいのか?僕が聞いたところによると、政治家を使って、政治力を行使している。」

:司会|「厚生労働省取材 いい接骨院の見分け方 をHPに掲示しているので、是非、見てください。」

*いい接骨院、悪い接骨院の見分け方 [#v35c5e44]

-http://www.asahi.co.jp/move/
-http://asahi.co.jp/php/move/news/index.php?code=0311

**いい接骨院の見分け方 [#xc25a03f]

下記のものは不適切な事例。

***委任状の書かせ方 [#d6216c90]
-初めて通院した日の、施術の前に委任状を書かせる。
-「書き損じ用」として、一度に二枚の委任状にサインさせる。
-委任状の名前を書く部分以外を、見えないように隠してサインさせる。

***施術内容について [#j1741ad9]
-慢性の肩こりや、腰痛、膝痛なのに保険がきく。
-肩こりのマッサージをしてもらうだけなのに保険証を提示させる。

注)本来、柔道整復師の業務範囲は骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷だけ。原因のはっきりしない肩こりや腰痛などにマッサージをすることは認められない。

***健康保険の自己負担額について [#l0c9ac1e]
-どんな症状で通院しても、保険証を提示させ、学生500円、老人300円など均一の自己負担額を請求する。
-どんな治療をしても、500円、1000円など、10円単位の端数が出ない自己負担額になる

注)健康保険の自己負担は、一円の位を四捨五入して、10円単位で請求しなくてはいけない。施術内容や負傷部位によって金額は変わるのが普通。

-「月に一度1500円を払えば、一ヶ月間何度来てもいい」というキャンペーンで患者を集めながら、来院した患者に保険証を提示させる。
-スポーツジムや体操教室の中に接骨院が併設され、保険証は提示させるのに、自己負担は求めない。

注)健康保険を使う場合は、自己負担は絶対に必要。「サービス」や「キャンペーン」なども認められない。

***健康保険への請求等について [#sc5f5d67]
-実際に通った日数以上の保険を請求している。
-「加入の保険者から電話があっても何の病名で掛かっているかはしゃべらないでください!」と念押しされる。
-柔道整復師の資格を持っていないアルバイトなどが施術をしているのに健康保険がきく

注)担当者が資格を持った柔道整復師か、アルバイトかを見分ける方法は、本人に尋ねる以外に方法がないと厚生労働省は見解を示している。

-通ってもいないのに「保険証を貸して欲しい」と求めてくる。

***接骨院の形態について [#b4b83397]
-接骨院の中で、ベッドや健康食品などを販売している。
-接骨院の前に、肩こり、腰痛など病名を書いた看板を出している。

注)柔道整復師法24条には、看板や広告に表記できるのは、「柔道整復師であること」「氏名」「住所」「施術所の名前と所在地」「施術日と施術時間」しか書いてはならないと規定されている。接骨院の業務範囲でない「肩こり・腰痛」はもとより、「骨折・脱臼」などと書くこともできない。

-骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷以外の病名を診断する。

注)柔道整復師は医師ではないので、病名の診断はできない。

以上はすべて、厚生労働省保険局医療課に確認した不適切な事例。

----

また「保険者機能を推進する会」が作ったパンフの内容はこちら http://www.kenpo.gr.jp/hitachi-metals/hoken/sidou/jusei01/index.html でご覧になれます。

大切な国民の共有財産である、健康保険財政を守るために、適切な接骨院のかかり方をするとともに、誠実な接骨院にかかることを心がけたい。制度の不備については、今後とも番組内で訴えていきたいと考えております。

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS