*医師の技術料 [#ta1c6b30]

外国人の医師に「 1 日何人の患者を診ているのか」と聞くと 10 人ぐらいと答えます。日本の医師は 50 人から 60 人の患者をみていると言うと「オー、クレージー」という答が返ってきます。日本の医療は医師の技術料が非常に安いのが特徴です。医師の技術料はアメリカの 2 割程度です。人間の生命は地球より重いといいながら、それを守るための医師の技術料がこの程度なのです。

かつて医師優遇税というものがありました。医師優遇税は、昭和 20 年代、インフレの中で医療費は固定されたまま、開業医の生活は非常に苦しかった時代に医師優遇税が作られました。国に医療費を払う財源がなかったため、開業医の税金を安くすることで補填しようとしたのです。それは潜在的な医師の技術料だったのです。この医師優遇税は昭和 53 年に廃止となりました。

**日米の技術科の比較 ( 円 ) [#id62d47d]

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また薬価差益というものがありました。薬価差益は、かつては 30% ぐらいでした。もしこの薬価差益が残っていれば、日本の医療機関のほとんどは黒字になっていたはずです。しかし現在、薬価差益はほとんどありません。なお薬価差益を減らす条件として医師の技術料を上げるという政府との約束がありましたが反古にされたのです。

また消費税が導入され、医療機関は薬剤の仕入れには 5% の消費税を払わなければいけません。しかし患者さんから 5% の消費税を取ることが出来ないので、薬価差益が 5% 以下であれば赤字になってしまいます。

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